日本旧石器学会
シンポジウムの案内が届いております。

「ヒト−資源環境系の歴史的変遷に基づく先史時代人類誌の構築」 2013年度公開研究集会

2014年2月
明治大学黒耀石研究センター

文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業
「ヒト−資源環境系の歴史的変遷に基づく先史時代人類誌の構築」
2013年度公開研究集会

 明治大学黒耀石研究センターが実施している文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「ヒト−資源環境系の歴史的変遷に基づく先史時代人類誌の構築」(研究期間2011年度-2015年度)では,これまでに長野県小県郡広原湿原(標高1400m)における更新世に遡る古環境調査および同広原遺跡群の縄文・旧石器時代遺跡の発掘調査をはじめとする考古・自然系横断型の共同研究を推進してきました.今回の公開研究集会では,個別研究の中間的な成果報告を行い,「ヒト〜資源環境系における先史時代人類誌の構築」への統合を目指した議論を深めたいと考えます.年度末のご多用中とは存じますが,皆様のご参加をお待ちしております.

【研究集会ならびに懇親会への参加について】

 参加をご希望の方は,氏名・所属とともに,参加希望の旨また懇親会参加希望の方はその旨を事務局宛下記メールアドレスまでご連絡ください.人数把握のため,事前申し込みにご協力ください.懇親会会場は,明治大学駿河台キャンパス周辺で予定します(懇親会費は5000円前後を予定しています).諸事情により,受付はメールのみとさせて頂きますのでご了解ください.なお,宿泊先の斡旋は行っておりませんので,各自にてご予約ください.

プログラム

3月15日(土)12:55〜17:30

【開場・受付】12:30
【挨拶・趣旨説明】12:55〜13:00
【研究グループの概要】13:00〜13:20
小野昭「大型研究の目的と組織」
島田和高「ヒト−資源環境グループ」
杉原重夫「資源環境基礎論グループ」
公文富士夫「古環境解析グループ」
【個別研究:ヒト−資源環境系グループ】
橋詰 潤「広原遺跡群第I遺跡における2011〜2012年調査の概要」13:20〜13:45
島田和高「広原遺跡群第U遺跡における2011〜2013年調査の概要」 13:45〜14:10
会田 進「広原遺跡群発掘調査出土縄文土器の分析(その2)」14:10〜14:35
松井 章「民族考古学的視点から見たラオス山岳少数民族の狩猟・家畜飼育・焼畑」14:35〜15:00
【休憩】15:00〜15:15
【個別研究:資源環境基礎論グループ】
長井雅史「霧ヶ峰地域の火山地質」 15:15〜15:45
杉原重夫「霧ヶ峰火山,広原湿原における火砕流堆積物」15:45〜16:10
隅田祥光「広原遺跡周辺の黒曜石原産地の分布と元素分析結果」16:10〜16:35
【個別研究:年代論グループ】
工藤雄一郎「広原湿原の年代について−人類活動と環境史との対比のための時間的枠組み−」16:35〜17:00
【討論】17:00〜17:30
【懇親会】18:00〜

3月16日(日)9:00〜15:00

【開場・受付】8:30
【個別研究:古環境解析グループ】
公文富士夫「長野県長和町,広原湿原とその周辺の学術ボーリングの結果について」 9:00〜9:25
早田勉「広原湿原のテフラについて(コメント)」9:25〜9:40
吉田明弘「広原湿原周辺における後期更新世以降の地形発達史」 9:40〜10:05
叶内敦子・神谷千穂「広原湿原TR-2の花粉分析について」 10:05〜10:30
【休憩】10:30〜10:45
吉田明弘「広原湿原HB-1コアの花粉組成からみた最終氷期以降の森林限界の変遷」 10:45〜11:10
佐瀬隆・細野衛「広原湿原堆積層と周辺域遺跡土壌の植物珪酸体記録」11:10〜11:35
千葉崇「広原湿原における珪藻群集の変遷と古地理の復元」 11:35〜12:00
【昼食】12:00〜13:00
松島義章・田中源吾「横須賀市追浜低地における完新世海成堆積物について(予報)」13:00〜13:25
増渕和夫「伊豆明神池の珪藻化石群集」13:25〜13:50
【討論】13:50〜15:00


HOME