岩宿フォーラムは、日本の旧石器時代研究の出発点である『岩宿』で毎年開催される、岩宿時代を取り上げた学術的な行事です。子どもたちを含めた一般の方々、研究者を交えて誰もが集い、語らうことにより、この地から、岩宿時代研究の情報を発信することを目的として開かれます。
今回のシンポジウムは、岩宿時代と縄文時代の石器を比較し、石器の変遷と時代の変革について研究討論します。博物館の企画展示も参考として、岩宿時代について熱く語り合いましょう。
11月1日(土)午前10時から午後5時まで | ||
第1部 岩宿文化賞授賞式(午前9時30分から正午まで)【会場:みどり市笠懸公民館】 | ||
第2部 シンポジウム(午後1時30分から午後5時まで)【会場:みどり市笠懸公民館】 | ||
基調講演 | 「縄文時代草創期の石器の研究」 | 講師: 芹澤清八氏(とちぎ未来づくり財団埋蔵文化財センター) |
基調報告1 | 関東地方の縄文時代草創期石器群 | |
利根川以東の関東地方縄文時代草創期石器群 | 阿久澤智和(実行委員) | |
多摩丘陵の縄文時代草創期石器群 | 比田井民子氏(東京都埋蔵文化財センター) | |
神奈川県内の縄文時代草創期石器群 | 三瓶裕司氏(かながわ考古学財団) | |
資料特別見学会 『石器が語る時代の変化』 | 【会場:岩宿博物館 企画展示室】 ※研究者を中心とした見学会、岩宿博物館入口にて受付 | |
11月2日(日)午前9時から午後3時まで | ||
基調報告2 | 縄文時代草創期の石器1(刺突具) | |
大形石槍について | 島立 桂氏(千葉県教育振興財団) | |
本ノ木型尖頭器と薄型尖頭器 | 橋本勝雄氏(千葉県教育振興財団) | |
有茎尖頭器について | 及川 穣氏(島根大学) | |
石鏃の出現について | 大工原 豊(実行委員) | |
刺突具の使用痕と投槍具 | 橋詰 潤氏(明治大学黒耀石研究センター) | |
基調報告3 | 縄文時代草創期の石器2(石斧) | |
神子柴型石斧について | 須藤隆司(実行委員) | |
爪形文土器期以降の石斧 | 萩谷千明(実行委員) | |
パネルディスカッション
パネリストは基調報告者を予定。会場の皆様にも討論にご参加いただく予定です。 | ||
3.参加費・予稿集代金
参加費:無料 予稿集は有料頒布(予価700円)
4.申込・問合せ連絡先
住所・氏名・連絡先(所属)および参加希望日程を別紙に記入の上、10月末日までに事務局(岩宿博物館)に、郵送、FAXまたはEメールでお申し込みください。
5.その他
岩宿博物館において第58回企画展『石器が語る時代の変化』(開催期間:10月4日から11月24日)を開催しておりますので、あわせてご覧ください。