日本旧石器学会
『岩宿遺跡とその時代』シンポジウムのお知らせが届いております。

平成24年度文化庁文化芸術振興費補助金/文化遺産を活用した観光振興・地域活性化事業

岩宿博物館開館20周年記念・群馬県古代東国文化周知事業
シンポジウム 『岩宿遺跡とその時代』

主催:岩宿フォーラム実行委員会、群馬歴史文化遺産発掘・活用・発信実行委員会、
群馬県、みどり市教育委員会

 今から60数年前の岩宿遺跡の発見・発掘によって、日本列島にも世界史でいう「旧石器時代」があることが初めて証明されました。岩宿遺跡によって、日本の歴史は約3万5千年前までさかのぼることがわかりましたが、その歴史の半分以上を占める岩宿遺跡の時代は、どのような文化や社会をもっていたのでしょうか。
 群馬県では、現在では、岩宿遺跡以外にも岩宿(旧石器)時代を解明するための重要な遺跡が多数発見されています。このシンポジウムでは、一般の多くの方にもわかりやすい内容で著名な研究者に群馬県の重要な遺跡や問題点を中心に取り上げてお話しいただきます。岩宿遺跡とその時代を、多くの方とともに学び、議論するために、下記の通り開催いたします。

1.開催日時
 平成25年3月10日(日) 午前9時30分から午後4時

2.開催会場
 笠懸公民館 1階 交流ホール(群馬県みどり市笠懸町阿左美1581−1)

3.開催内容

講演1「歴史の原点―岩宿遺跡とその発見・発掘―」小菅将夫(岩宿博物館館長)
講演2「岩宿時代の火山灰と年代」早田 勉 氏(火山灰考古学研究所所長)
講演3「3万年前のムラと狩り―下触牛伏遺跡―」須藤隆司 氏(佐久市教育委員会文化課専門員)
講演4「石器の材料からわかる人々の動き―黒色頁岩・黒色安山岩・黒曜石―」大工原 豊 氏(國學院大學講師)
アトラクション石器作りの見学(昼休み 友の会会員による)
講演5「石槍づくりと当時の社会―武井遺跡―安蒜政雄 氏(明治大学教授、第2回岩宿文化賞受賞者)
講演6「時代が変わる―細石器文化から西鹿田中島遺跡の土器出現まで―」堤 隆 氏(浅間縄文ミュージアム主任学芸員、第16回岩宿文化賞受賞者)
パネルディスカッション「岩宿遺跡の時代とそのころの生活」パネリストは講演者を予定

4.その他
 シンポジウム参加者は、当日岩宿博物館を無料で見学できます。


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