日本旧石器学会
投稿規定・執筆要項
『旧石器研究』第18号 2022年5月刊行
総説
1鈴木 仁第四紀後期のユーラシアを舞台とする小型哺乳類の進化的動態と人類拡散との関わり
論文
11山田 哲日本列島域における細石刃石器群の成立−特に稜柱系細石刃石器群の生成と特性について−
29熊谷亮介旧石器時代研究における「機能形態学」に向けて−石刃石器群の幾何学的形態測定学に基づく考察−
51出穂雅実・國木田大・斎野裕彦・平塚幸人・中沢祐一・大谷 薫・廣松滉一・百原 新・高原 光・松崎浩之仙台市富沢遺跡27層コンポーネントの年代決定:古本州島北部における最終氷期最盛期の石器群の年代と古サハリン−北海道−千島半島との関連
71森先一貴・芝康次郎・角縁 進・隅田祥光石の本遺跡群にみる行動的現代性−波長分散型蛍光X線分析による黒曜石産地推定研究−
87岩瀬 彬・尾田識好・森先一貴・市田直一郎・國木田大・山崎 健・佐藤宏之前田耕地遺跡の尖頭器の形態と巨視的破損痕跡:第17号住居跡の利用をめぐる新たなエピソード
研究ノート
101国武貞克・須藤隆司・中村由克香坂山遺跡の立地と遺跡構造
113出穂雅実・戸塚瞬翼・國木田大・麻柄一志・佐野勝宏富山県富山市直坂U遺跡第1・9ユニット出土石器群とAMS年代
125及川 穣・小林謙一・遠部 慎・米田 穣・尾嵜大真・大森貴之・小林克也・小嶋善邦・灘 友佳中国山地における後期旧石器時代前半期遺跡の年代学的研究?出土炭化材の樹種同定と放射性炭素年代測定?
書評
141山田 哲岩瀬 彬 著『最終氷期最盛期の石器使用痕研究』同成社
大会報告
147青木要祐日本旧石器学会 第19回研究発表・シンポジウム「北海道の旧石器時代と集団」
『旧石器研究』第17号 2021年5月刊行
総説
1工藤雄一郎暦年較正曲線IntCal20と日本列島の後期旧石器時代の年代
論文
15長井謙治日本列島の中期・後期旧石器時代過渡期の石器技術−連鎖と剥離モードを検討する−
41金井拓人・保坂康夫旧石器時代水晶製遺物の赤外分光分析による原産地推定−甲府花崗閃緑岩体周辺の旧石器遺跡を中心に−
57山崎真治・澤浦亮平・黒住耐二・藤田祐樹・竹原弘展・海部陽介サキタリ洞遺跡の貝製ビーズと顔料利用に関する新たな知見−沖縄の旧石器文化をめぐる特殊性と普遍性−
79市田直一郎・渡辺丈彦・佐藤孝雄・高田学・鈴木哲也本州最北部における白色石材の種類とその分布−尻労安部洞窟出土台形石器の分析を中心に−
101岩瀬 彬北方系削片系細石刃石器群における石器の使い分け−下嵐江T・U・中土・月岡・箱田遺跡群上原遺跡の石器使用痕分析−
125国武貞克・須藤隆司・堤 隆日本列島最古の石刃石器群の構成とその起源
研究ノート
147須藤隆司・阿久澤智和・前原豊・池谷信之赤城山麓削片系細石刃石器群に伴う黒曜石の原産地推定結果とその検討−頭無遺跡・鳥取福蔵寺U遺跡の事例−
157中村由克珪質頁岩石材産地推定のための解析法−秋田県地蔵田遺跡出土石器を例として−
169光石鳴巳・白石 純・森先一貴瀬戸内東部の旧石器遺跡におけるサヌカイト 産地推定研究の課題
書評
177森先一貴池谷信之・佐藤宏之編著『愛鷹山麓の旧石器文化』敬文舎
『旧石器研究』第16号 2020年5月刊行
総論
1中尾 央日本考古学の理論的・哲学的基礎:発掘報告書と型式(学)を中心に
11五十嵐ジャンヌヨーロッパ後期旧石器時代洞窟壁画の解釈
19国武貞克タジキスタン中期旧石器時代研究の現状と展望
論文
43森先一貴・國木田大・池田朋生・村崎孝宏石の本再訪−日本列島後期旧石器時代の開始に関する研究−
59国武貞克・タイマガンベトフ・ジャケンカザフスタン南部における後期旧石器時代前期小石刃生産技術の様相−ビリョックバスタウ・ブラック1遺跡出土の小石刃核の徹底分析から−
79山崎 健・尾田識好・市田直一郎・森先一貴・岩瀬 彬・國木田大・佐藤宏之東京都前田耕地遺跡から出土した動物遺存体の再検討
93古田 幹礫群構成礫の再使用に関する検討−礫群事例と実験例との対比より−
書評
113小野 昭A.K.コノパツキー著(R.ブランド、Y.V.クズミン共訳)『アレクセイ・P・オクラドニコフ:過去をさぐる偉大な探検家 第1巻 ソヴィエト考古学者の伝記(1900年代から1950年代まで)』
シンポジウム報告
120屋敷飛鳥日本旧石器学会 第17回研究発表・シンポジウム「旧石器研究の理論と方法論の新展開」
シンポジウム記録
125日本旧石器学会第17回大会実行委員会日本旧石器学会 第17回シンポジウム「旧石器研究の理論と方法論の新展開」:討論の記録
『旧石器研究』第15号 2019年5月刊行
総論
1松村博文ユーラシア東部におけるホモ・サピエンス拡散の二層モデル
13河村 愛化石記録から復元される日本の中期更新世以降の哺乳動物相と推定される古地理・古環境
31国武貞克カザフスタン後期旧石器時代研究の現状と展望
論文
53保坂康夫礫群をめぐる砂川期の移動生活
69御堂島 正・堤 隆石器痕跡分析の有効性−ブラインドテストによる検証−
91加藤真二中国の旧石器−その石器群類型と編年−
107尾田識好武蔵野台地における後期旧石器時代初頭の編年と行動論−武蔵台遺跡の分析を中心に−
123高倉 純長野県上水郡信濃町大久保南遺跡出土石器群における石刃剥離方法の同定
資料報告
137国武貞克・ベフィートフ=ガリムジャン・オスバノフ=ヨルボラートカザフスタン南東部天山山脈北麓における後期旧石器時代遺跡の探索
147山岡拓也東京都府中市武蔵台遺跡から出土した剥片に残された剥離痕
155堤 隆・池谷信之矢出川遺跡の細石刃石器群
シンポジウム報告
162小原俊行日本旧石器学会 第16回シンポジウム「日本列島への人類拡散と後期旧石器時代の成立を考える」
訂正と補遺
169山田しょう「総論:使用痕研究の現状と旧石器時代における行動研究への応用」[旧石器研究 14(2018):1-16 頁]
『旧石器研究』第14号 2018年5月刊行
総論
1山田しょう「使用痕研究の現状と旧石器時代における行動研究への応用」
論文
17御堂島 正「黒曜岩の被熱痕跡」
33国武貞克・ タイマガンベトフ・ ジャケン「カザフスタン南部カラタウ山地における旧石器時代遺跡の探索」
51岩瀬 彬「古本州島東半部における後期旧石器時代の石器使用の変異性とその含意」
65長井謙治「朝鮮半島ルートでみた日本列島への人類到達仮説」
91隅田祥光・ 亀井淳志・ 川道 寛・ 及川 穣・ 稲田陽介・ 粟野翔太「長崎県壱岐と島根県隠岐島後の黒曜石の化学的特徴の類似性と原産地判別法についての検討」
103高倉 純「長崎県佐世保市福井洞窟出土石器群における剥離方法の同定―2012〜2013年発掘資料を対象として―」
研究ノート
121沢田 敦「技術組織・ライフヒストリー・痕跡分析」
シンポジウム報告
131尾田識好「日本旧石器学会 第15回研究発表・シンポジウム『使用痕分析を統合した行動研究の展開』」
『旧石器研究』第13号 2017年10月刊行
論文
1 御堂島 正 「黒曜岩製石器に形成された使用痕跡の物理的表面変化―土と砂による摩擦実験―」
17 尾田識好 「舟底形石器の特性と行動論的効果―北海道の小形舟底形石器1類を伴う石器群の分析を通じて―」
35 岩瀬 彬・中沢祐一 「最終氷期最盛期の北海道における石刃石器群の使用痕分析:川西C遺跡の分析」
57 沢田 敦 「東北日本における後期更新世末の遺跡構造―立地・遺構・石材利用をつうじて―」
『旧石器研究』第12号 2016年5月刊行
総説
1吉川昌伸 「更新世末から完新世初頭の東北日本の植生史」
13下岡順直 「旧石器時代研究のためのルミネッセンス年代測定の基礎と現状」
論文
23鈴木宏行 「古北海道半島におけるMIS 2 ・3 期の白滝産黒曜石の採取とその変遷」
47御堂島 正 「黒曜岩製石器に形成された使用痕跡の化学的表面変化(2)−酸による侵食実験−
61御堂島 正 「黒曜岩製石器の着柄痕跡に関する予備的研究
83岩瀬 彬・夏木大吾・山田 哲・佐藤宏之 「北海道北見市吉井沢遺跡の忍路子型細石刃核を伴う石器群の使用痕分析(2): ブロック3 を対象とした分析」
99佐久間光平 「東北地方の尖頭器石器群・細石刃石器群の展開について」
115加藤 学 「中部地方北部における更新世末の環境変動と人類活動
135仲田大人 「関東地方の旧石器・縄文移行期をめぐる問題」
155亀井淳志・角縁 進・隅田祥光・及川 穣・芝 康次郎・稲田陽介・大橋泰夫・船井向洋・一本尚之・越知睦和・腰岳黒曜石原産地研究グループ 「佐賀県腰岳系黒曜石の全岩化学分析」
165鈴木忠司 「礫群解析法の一つの試み―赤岩遺跡の事例から―」
185長井謙治 「朝鮮半島における過去5万年の石器群変遷−年代精査に基づく編年的考察−」
研究ノート
207出穂雅実・國木田大・尾田識好・廣松滉一・中沢祐一・赤井文人・高橋理 「北海道千歳市丸子山遺跡旧石器下層石器集中の地質編年:AMS 年代の追加と最終氷期最盛期石器群の年代に関する若干の考察」
217尾田識好・森先一貴 「秋田10 遺跡の石器群と北海道後期旧石器時代前半期の諸問題」 シンポジウム報告
227森先一貴 「日本旧石器学会 第13 回シンポジウム『更新世末の東北日本における環境変動と人類活動』」
書評
233門脇誠二 「海部陽介・出穂雅実・テッド ゲーベル・佐藤宏之・小野 昭 編 『旧石器時代のアジアにおける現代人的行動の出現と多様性』」
『旧石器研究』第11号 2015年5月刊行
総説
1吉田 明弘 「日本列島の最終氷期における古環境研究−花粉分析を中心にした近年の研究動向−」
論文
13阿部 敬 「中部地方における後期旧石器時代の14C 年代と石器群編年」
29鹿又 喜隆 「東北地方の後期旧石器時代における石器石材の獲得と消費の変化」
49御堂島 正 「黒曜岩製石器に形成された使用痕跡の化学的表面変化−アルカリによる侵食実験−」
65中村 由克 「後期旧石器時代における透閃石岩製石斧のひろがり」
79国武 貞克 「黒曜石の獲得からみた関東・中部地方の移動領域」
資料報告
97山崎真治・黒住耐二・佐野勝宏・片桐千亜紀・藤田祐樹 「旧石器時代の貝製ビーズ−沖縄県南城市サキタリ洞遺跡からの報告−」
シンポジウム報告
107日本旧石器学会第11回大会実行委員会 「日本旧石器学会 第11回シンポジウム『旧石器時代の年代と広域編年対比』討論の記録」
『旧石器研究』第10号 2014年5月
総説
1山崎真治 「琉球列島における後期更新世・完新世移行期の人類と文化をめぐる近年の研究動向」
11工藤雄一郎 「後期旧石器時代の広域編年対比にむけて―14C 年代測定の高精度化と較正年代による年代観の変化―」
論文
23直江康雄 「北海道における旧石器時代から縄文時代草創期に相当する石器群の年代と編年」
41大場正善 「細石刃核をどう持つか―北海道奥白滝T遺跡と上白滝8 遺跡の細石刃資料の動作連鎖概念に基づく技術学的分析―」
67吉川耕太郎 「東北地方における旧石器時代の編年と年代」
89三好元樹 「近畿・中四国における旧石器時代の年代と編年」
107中村雄紀 「関東地方における旧石器時代の年代と編年」
129佐野勝宏・大場正善 「狩猟法同定のための投射実験研究(2)―背付き尖頭器―」
研究ノート
151直江康雄・工藤雄一郎 「北海道十勝地方上似平遺跡のEn-a 下層石器群に伴う新たな14C 年代について」
シンポジウム報告
159夏木大吾 「日本旧石器学会第11回講演・研究発表・シンポジウム『旧石器時代の年代と広域編年対比』」
書評
165長沼正樹 「山岡拓也著『後期旧石器時代前半期石器群の研究−南関東武蔵野台地からの展望−』」
『旧石器研究』第9号 2013年5月刊行
論文
1佐藤宏之・役重みゆき 「北海道の後期旧石器時代における黒曜石産地の開発と黒曜石の流通」
27鹿又喜隆 「北海道における初期細石刃石器群の機能研究−千歳市柏台1 遺跡出土石器の使用痕分析−」
43有村 誠 「西アジア新石器時代におけるPPN 式対向剥離石刃製作技術の研究」
61中沢祐一 「廃棄物形成からみた居住活動の組織化−北海道川西C 遺跡En-a 降下軽石層下位の居住面について−」
75森先一貴 「東北地方後期旧石器社会の技術構造と居住形態」
99小杉 康 「現代の日本列島域における後期旧石器文化の遺跡分布について―GIS を用いた密度推定法による検証―」
119芝 康次郎 「九州における後期旧石器時代の遺跡分布とその変化」
研究ノート
137出穂雅実・國木田 大・尾田識好・山原敏朗・北沢 実 「北海道十勝平野の後期旧石器時代遺跡の地質編年:新たなAMS 放射性炭素年代の追加とその意義」
シンポジウム報告
149鹿又喜隆 「日本旧石器学会第10回講演・研究発表シンポジウム『「旧石器時代遺跡・立地・分布研究の新展開』」
書評
153五十嵐ジャンヌ 「J. クロット監修『世界の更新世美術』 2012 年」
161山岡拓也 「マイケルR. ウォータース著、熊井久雄・川辺孝幸監修、松田順一郎・倉 純・出穂雅実・別所秀高・中沢祐一訳『 ジオアーケオロジー ―地学にもとづく考古学―』」
『旧石器研究』第8号 2012年6月刊行
総説
1A.P.デレヴィアンコ(佐藤宏之 解説) 「人類の起源とユーラシア大陸における人類の居住−解剖学的現生人類の形成−」
21山崎真治・藤田祐樹・片桐千亜紀・土肥直美・米田 穣 「日本の古人骨研究と更新世人類へのアプローチ−古人骨と考古遺物に基づいた高精度な人類史復元に向けて−」
論文
31加藤真二・李占揚 「河南省許昌市霊井遺跡の細石刃技術−華北地域における角錐状細石核石器群−」
45佐野勝宏・博田恵隆・大場正善 「狩猟法同定のための投射実験研究(1)−台形様石器−」
65岩瀬 彬 「最終氷期最盛期の本州東半部日本海側地域における石器使用の特徴−杉久保石器群に伴う彫器の使用痕分析−」
91山岡拓也 「道具資源利用に関する人類の行動的現代性−武蔵野台地の後期旧石器時代前半期資料の含意−」
105中村雄紀 「愛鷹・箱根山麓の後期旧石器時代前半期前葉の石器群の編年」
123橋詰 潤 「両面加工尖頭器の欠損について」
研究ノート
145春成秀爾・小林紘一・藤根 久・ザウリ ロムタティゼ・伊藤 茂・尾嵜大真・山形秀樹・廣田正史・イネザ ジュルジョリアーニ・丹生越子 「明石市西八木層出土遺物と炭素14年代測定」
資料報告
155加藤博文・長沼正樹・鈴木建治・アスタホフ S.N.・マカロフ S.S. 「ロシア連邦トウーヴァ共和国採集の旧石器資料」
165赤井文人・馬籠亮道 「鹿児島県帖地遺跡の接合資料」
169野口 淳・グーラム M ヴイーサル・カシード H マッラー・ニローファー シェイフ・近藤英夫 「パキスタン・イスラム共和国シンド州ヴイーサル・ヴァレ一地区の中期・後期旧石器時代資料」
書評
181森先一貴 「堤隆 著『最終氷期における細石刃狩猟民とその適応戦略』」
旧石器研究 第7号 2011年5月刊行
稲田孝司列島「最古級の石器」とその調査の問題点−長崎県入口・島根県砂原の調査と出土資料−1
佐野勝宏彫器再考:彫刀面打撃の役割に関する機能論的検討15
岩瀬 彬杉久保石器群の石器使用痕分析−長野県上ノ原遺跡(第2 次・町道地点)の分析を通して−37
和田恵治・佐野恭平白滝黒曜石の化学組成と微細組織−原産地推定のための地質・岩石資料−57
山田 哲産地遺跡形成の経済学−フィールド・プロセシング・モデルによる考察−75
長井謙治「前・中期旧石器」時代の石器製作技術−所謂「鈍角剥離」の再検討から−93
中沢祐一携帯性石刃石器の効用−パッチ利用モデルと石器消費の接点を探る−107
国武貞克・森本 晋・加藤真二・ジャキン・コジャフメトビッチ・タイマガンベトフカザフスタン南部の多層遺跡−チョーカン・バリハノフ遺跡の上部旧石器時代石器群127
阿部 敬日本旧石器学会 第8 回講演・研究発表・シンポジウム「旧石器時代研究の諸問題−列島最古の旧石器を探る−」135
旧石器研究 第6号 2010年6月刊行
12010年 節目の年安蒜政雄
7最近の第四紀年代層序問題(その2)−第四紀細区分問題−熊井久雄
17「台形様石器」の欠損資料−日本列島の後期旧石器時代前半期における現代人的行動の一事例−山岡拓也
33旧石器時代後半期の槍先形狩猟具−組み合わせ道具からみた試論−白石浩之
55有柄尖頭器・国府型尖頭器・三稜尖頭器−狩猟具形態の構造と地域社会の構造変動−須藤隆司
85九州東南部における角錐状石器の出現と展開馬籠亮道
107韓半島細石器石器群における作業工程の復元と遺跡構造についての一考察大谷 薫
119群馬県太田市八ヶ入遺跡出土の削片系細石刃石器群関口博幸
129石器からみた「縄文時代草創期」−二冊の著作から−仲田大人
137日本旧石器学会第7回講演・研究発表・シンポジウム「南九州の旧石器時代石器群−「南」の地域性と文化の交錯−岩谷史記
旧石器研究 第5号 2009年5月刊行
1日本旧石器学会の方向性について 白石浩之
3野尻湖堆積物に基づく中部日本の過去7.2万年間の詳細な古気候復元 公文冨士夫・河合小百合・井内美郎
12白滝産黒曜石の獲得とその広がり 直江康雄
23細石刃期における遺跡分布と領域 −南九州の石器群を対象にして− 芝 康次郎
43武蔵野台地における後期旧石器時代遺跡立地と資源 伊藤 健
59日本旧石器学会 第5回講演一研究発表・シンポジウム 「日本列島の旧石器時代遺跡−その分布・年代・環境」 三好元樹
67細石刃技術 −環日本海技術と地域技術の構造と組織− 須藤隆司
99ユーラシアにおける現代人の出現:OIS3の考古記録の絶対編年に関して オーラフイェリス ダニエルSアドラ  マーティンストリート  ベルンハルトヴェーニンガー
翻訳 門脇誠二 工藤雄一郎
121行動的現代性の南アフリカ単一起源に関する証拠への批判的見解 ニコラス・コナード 翻訳 山岡拓也
131北海道、置戸安住遺跡出土黒曜石製造物の原産地推定 杉原重夫・金成太郎・柴田徹・長井雅史
151ロビン・テネル著、『アジアの旧石器時代』 野口 淳
旧石器研究 第4号 2008年5月刊行
1機関誌『旧石器研究』への期待 小野 昭
シンポジウム特集
5古人骨の同位体分析でみた旧石器時代の食生態の進化 米田 穣
15動物遺存体と旧石器時代の食事情 木村英明
35岩宿時代の植物質食料 鈴木忠司
49石器の機能から見た旧石器時代の生活 山田しよう
61黒曜石のふるまいと旧石器時代の住まい −月見野期と田名向原住居状遺構− 島田和高
83回廊領域仮説の提唱 国武貞克
99日本旧石器学会 第5回講演・発表・シンポジウム 「旧石器時代の生活を考える」 仲田大人
107《総説》
北海道における考古学的黒曜石研究の現状と課題
出穂雅実・廣瀬 亘・佐藤宏之
123《論文》
九州の細石刃期における集団の行動パターンとその領域
芝康次郎
143《研究ノート》
黒曜石の被熱痕跡による田名向原旧石器時代住居状遺構の新しい解釈
坂下貴則
155書評 ジョージ・オデル著、『石器分析』 門脇誠二
167ポスターセッション報告
旧石器研究 第3号 2007年5月刊行
1韓国の最新旧石器研究事情 −日韓共同研究を回顧して− 松藤和人
5日本列島の鮮新・更新世における陸生哺乳動物相の形成過程 高橋啓一
15日本後期旧石器時代の狩猟用石器 −形態的範疇と型式的意義− 須藤隆司
35石器原料の獲得・消費と移動領域の編成 −後期旧石器時代前半期における珪質頁岩地帯からの一試論− 吉川耕太郎
59石斧革命−日本島の後期旧石器時代革命− 須藤隆司
85角錐状石器の広域展開と地域間変異 −西南日本後期旧石器時代後半期初頭の構造変動論的研究− 森先一貴
111ナイフ形石器文化編年の形成過程 −V層・IV層下部段階の解体へ向けて− 伊藤 健
127鹿児島県五女木産黒曜石と栃木県高原山産黒曜石の産出状況およびフィッション・トラック年代 杉原重夫・橿原 徹
137スティーブン・ミズン著、熊谷淳子訳  『歌うネアンデルタール:音楽と言語の起源から見るヒトの進化』 佐藤宏之
147日本旧石器時代(先土器・岩宿)遺跡 データベース作成事業の中間報告 データベース委員会
153第4回日本旧石器学会 講演・研究発表・シンポジウム 「旧石器時代の狩猟を考える」 出穂雅実
旧石器研究 第2号 2006年5月刊行
1旧石器研究の課題を考える 白石浩之
5野尻湖遺跡群の環状ブロック群 谷 和隆
19後期旧石器時代前半期(初源期)の集落様相 藤野次史
35環状ユニットと石斧の関わり 橋本勝雄
47環状集落の社会生態学 佐藤宏之
55環状ブロック群と後期旧石器時代前半期の集団関係 稲田孝司
69旧石器時代の集落構成と遺跡の連鎖 −環状ブロック群研究の一視点− 安蒜政雄
81最近の第四紀年代層序問題 熊井久雄
93高原山黒曜石原産地遺跡群の発見 田村 隆・国武貞克
111細石刃石器群の出現とその構造的理解 仲田大人
127神子柴・長者久保石器群の遺跡構成 −列島後期旧石器時代終末期理解に向けた石器群の分析− 及川 穣
149第3回日本旧石器学会 講演・研究発表  シンポジウム「環状集落−その機能と展開をめぐって−」 森先一貴
旧石器研究 第1号 2005年6月刊行
1日本列島の旧石器文化、3つの疑問 稲田孝司
7日本旧石器時代の編年:南関東立川ローム層の再検討 町田 洋
17旧石器時代遺跡研究の枠組み−いわゆる「遺跡構造論」の解体と再構築− 野口 淳
39北海道の旧石器編年−遺跡形成過程論とジオアーケオロジーの適用− 出穂雅実・赤井文人
57基部着柄尖頭具としてのナイフ形石器 −東北日本後期旧石器時代前半期におけるナイフ形石器の形態論的考察− 須藤隆司
73最近報告のあった中国出土の現生人類化石についての紹介 加藤真二
81伊豆柏峠黒曜石原産地採集の石刃石核 関口昌和・諏訪問順
95書評 R.W.シュミッツ・ティッセン著 「ネアンデルタール:発見の歴史はさらに続く」 小野 昭

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