日本旧石器学会

2021年度 日本旧石器学会
第19回総会・研究発表・シンポジウム


 2021年6月19日(土)・20日(日)に,下記のとおり,2021年度日本旧石器学会第19回総会・研究発表・シンポジウムを開催します。新型コロナの感染予防のため,オンラインによる開催とします。 20日(日)に開催するシンポジウムのテーマは,「北海道の旧石器時代と集団」です。昨年度,残念ながら中止となったシンポジウムのテーマを引き継いで開催します。更新世の哺乳動物の遺伝データに基づく集団動態についての報告に引き続き,北海道をフィールドとする考古学者による考古資料についての分析の報告をいただき,それらをふまえて北海道の旧石器時代における集団の系統や技術,適応の多様性について議論を進めていく予定です。

開催方式
2021年6月19日(土)
10:30〜開会あいさつ  ※10時00分よりオンライン受付開始
10:35〜総会
11:35〜学会賞授賞式
11:45〜昼食休憩
一般研究発表(13:00〜17:00)
13:00〜酒巻孝光「星野遺跡新資料の概要」
13:20〜須賀永帰・一ノ瀬菜月・束田和弘・門脇誠二「南ヨルダンの中部〜上部旧石器時代における石器石材利用の変化」
13:40〜海部陽介・郭 天侠・・ 森・久保田好美「琉球列島における後期旧石器時代“漂流説”についての実験的検証」
14:00〜国武貞克「中央アジア西部の初期後期旧石器時代(IUP期)石器群の石器組成と技術組成」
14:20〜上峯篤史・村瀬早紀・村井咲月・吉田真優・鈴木しゅん菜「岐阜県下呂市湯ヶ峰流紋岩 原産地における考古学・地質学的調査(1)」
14:40〜休憩
15:00〜熊谷亮介「旧石器研究における『機能形態学』に向けて―山形県域の石刃石器群を対象とした試論―」
15:20〜野口 淳「ナイフ形石器『型式』再考」
15:40〜青木要祐・佐々木繁喜・傍島健太「本州における白滝型細石刃石器群の黒曜石利用」
16:00〜橋詰 潤「小瀬ヶ沢洞窟遺跡出土のいわゆる『植刃』と関連資料の再検討」
16:20〜千葉 史・横山 真・神田和彦・野口 淳「石器接合資料の3D計測と可視化・定量化」
16:40〜藤野次史・中村由克・沖 憲明・稲村秀介・森本直人「広島県域における地域石材と石材調査−高田流紋岩類を中心にー」
2021年6月20日(日) シンポジウム(9:30〜14:00)
9:30〜研究企画委員「趣旨説明」
9:40〜鈴木 仁「氷期最盛期の日本産小型哺乳類の集団動態を考える」
10:05〜倉 純「北海道における細石刃技術の出現と集団動態」
10:30〜山田 哲「日本列島における細石刃石器群の成立−特に稜柱系細石刃石器群の生成と特性について−」
10:55〜赤井文人「北海道後期細石刃石器群の遺跡間比較」
11:20〜夏木大吾「北海道における更新世・完新世移行期の人類社会」
11:45〜休 憩
13:00〜パネルディスカッション   シンポジウム報告者全員,司会(研究企画委員)
14:00〜14:10奨励賞発表・閉会セレモニー
※一般研究発表・シンポジウムの発表タイトルは変更になる場合があります。
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